2014年7月12日(土)午後1:30-3:30 パレア第三会議室にて

                           主催 熊本シニアネット・保健福祉部

福島を忘れない企画第三弾報告

「地震・火山・原発」 
      
講師 火山物理学者 須藤靖明先生

 昨年に引き続き、大地震・津波そして原発事故で避難されている方がおられることを忘れないようにと保健福祉部で企画している「福島での出来事を忘れないため」の催しです。
 今年は宣伝が不足したせいか24名の参加でした。
参加者は直接専門の先生から世界の、そして九州の過去の火山噴火や地震のことを学びました。
   
 

開会の挨拶を色見代表がされ、福島へ衣類を送った思い出などのお話のあと、須藤先生の講演に移りました。・2011311日以前と以降の1年比較で後者が地震の頻度が多くなったことを実際比較でよく分かる内容でした。・九州、特に私たちの暮らす熊本は足元が地震の巣窟であること。 ・逆手にそれも利用もしている。例えば活断層は生活用水路になど興味深いお話もありました。・火山噴火のリアルな映像もびっくりしました。原発への影響も直結するようでした。

   
 
須藤先生の話は実際の火砕流の画像などを見ながら、素人にもわかり易い説明をされました。肝心の原発に迫る頃に時間切れになってしまいました。(少し時間が不足したようです。)でも この講演会で”原発は火山や地震の頻発に起こるところに作ってはならない”ということを確信しました。

 最後に福島から熊本へ疎開されているTさんから「福島のすがた」311で時間の止まった町 というテーマで写真展を開催されるという訴えもありました。時7/147/18 場所熊本上通郵便局 であるそうです
 
 帰りには”家で復習しよう”と受付で「原発と火山」という須藤先生が書かれた本を購入される方もありました。
 参加の皆様いかがだったでしょうか?    (福祉部員H記) 

過去のKSNと保健福祉部主催の講演会の様子
  2012年 http://azul.sub.jp/radiation69/radiation69.html
  2013年 http://azul.sub.jp/fukusima/fukusima727.html