熊本シニアネット 保健福祉部

  私たちは 孤独をなくし 健康で過ごすための 活動を行っています。

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 2007年6月27日(水) 18時〜19時半

     「病院受診時に知っておきたいあれこれ」 

          講師 くわみず病院相談室 濱 医療ソシャールワーカー


 

夜間の学習会にも関わらず参加者18名でした。 病院にかかるとき知っていたい制度(知らないと損)について専門の濱 ソシャルワーカーによる講義と質疑応答を行いました。内容は、高額医療費自己負担減額、高額療養費払い戻し、老人保健医療における諸制度。自立支援医療、特定疾患研究事業、国保一部負担金減免の手続き、それと来年4月からスタートする問題の多い後期高齢者医療制度などについてスライドを使いながら、講義の途中の質問を整理しながら、進行されました。特に自己申請の手続きをしないと恩恵がないことではみんな同じ疑問を投げかけておられました。役所へ行って手続きができない独居高齢者、認知証などで制度を理解できないひとたちはどうするのだろうなど、制度への不満と気遣いの声があがってました。そんななかで、ぜひそのような困っている人の手続きをやってほしいと病院ケースワーカーへの期待を参加者が発言されていました。 はじめてシニアネットで講師をした濱さんは「ちゃんと伝えられたか心配です。よい機会を与えてくださってありがとうごいざいました」と学習会終了後に感想が寄せられました。

  

参加者の質問に答えて 濱 医療ソシャールワーカ
質問 1

 高額医療費の払い戻しなど、申請しないと受け取れない。 高齢になるとよくわからず貰っていない人も多い のでは。病院でしていただくことは出来ませんか?
答え

 病院によっては担当者がしてくださるところもあるようですが、所得を証明する必要があったりで、ご本人かご家族の方というのが原則です。個人情報保護法が出来てなかなか難しくなってきました。

75歳以上の老人保健医療の方は一度申請書を提出すれば、以後は自動的に限度額を越えた金額が振り込まれます。(振り込み口座の登録が必要です。
質問2

 特定疾患123のうち45の疾患が医療補助を受けられると聞きましたが、県によって違うのは何故ですか。知人が熊本では駄目だったけど東京では受けられたといっていました。これはなぜでしょうか?
答え

 これは国の指定ですので45の疾患は全国同じです。病気の状態などほかの事だったのではないでしょうか。都道府県によって他の疾患に対しても支援している場合があります。
参加者の感想

来年4月には大きく制度が変わり、高齢者には負担増になるであろうということは何となく分かりました。 
  (ジョイナー)